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著者はトロント大学名誉教授で、専門はバイリンガル教育、継承語教育、他略。トロントで継承語教育とは、まさに私の知りたかったテーマです!大学用の教科書みたいだけど、バイリンガルについて研究・勉強したことない私でも、とてもわかりやすく書かれていました。在米、在加の子どもの継承語(日本語)教育に興味があったのですが、それ以外にもバイリンガルの定義、過去のバイリンガルに関するリサーチ結果、カナダの英仏イマージョン教育、アメリカのバイリンガル/イマージョン教育、日本の英語教育について書かれていて、興味深かったです。
海外児童の英語力と日本語保持の大掛かりなリサーチが興味深かったです。年少児のほうが英語習得に有利だと思っていたし、そう思われがちだけど、意外に年長児の日本語の基礎がしっかりできている歳(6-12歳)が英語習得および日本語保持に有利だというリサーチ結果。年少児は発音に関して&英語のネイティブに限りなく近づくのであれば、有利であると思う。
継承語教育と言っても、とても複雑。両親ともに日本人家庭なら、家は日本語、外では英語(または英語とフランス語)というふうにできるけど、うちの場合は(カナダの主要都市ではこういう家庭も多い)、外で英語、家では日本語、中国語、そして英語。家族全員の共通語が英語になってしまう。
継承語の読み書きができることは、他の言語、学習能力、情緒などにもいい影響を与えるというリサーチ結果。でも、日本語、英語、中国語も言語形態も全然違うし、読み書きも習得しようと思うと、漢字も覚えないといけない、英語と日本語のTransferは、英語とフランス語などよりはTransferが起こりにくい。うちのような状況で、しかも両親共にフルタイム勤務で時間が限られていて、祖父母や親戚もほとんどアジア、長期で一時帰国できるような環境/仕事でもないし、双子を読み書きまである程度のレベルまでするのは至難の業だと思う・・・。せめて、聞く・話すだな。
最近ちょっと話した中国人ママ。カナダ生まれの子どもに「中国語の読み書きもしっかり覚えてほしい」、と言っていました。両親共に中国語話者だし、中国人家庭はおばあちゃんおじいちゃんが面倒見る家庭が多いし、コミュニティも大きいので、日本語よりは、いい環境なのかもしれない。
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